エセ薬剤師のランニング備忘録

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フルマラソンのための5000m・10000m

当記事もご覧くださり、ありがとうございます。はらでぃです(^^)/

例年、私は8月下旬に5000mを活用してスピードを確認した上で、フルマラソンシーズンに突入します。しかし、2020-2021シーズンはフルマラソンに出場する機会が失われたので、10月・11月と立て続けに5000mに出場して、いずれも自己ベストを更新しました(*^^)v しかし、ここでは自己満足は置いておいて、実際にフルマラソンと5000mにおけるタイムの相関を2つのアプローチから考えてみました。

<当記事のコンテンツ>

【1】VDOTから見た考察

【2】トップ選手のデータから見た考察

【3】結論(的な何か)

 

【1】VDOTから見た考察

各VDOTから算出されるタイムからフルマラソンのペースと5km&10kmのペースを比較しました。なお、各距離におけるVDOTの相関が正しい前提で考察しています。

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VODTが大きい(タイムが速い)ほど、フルのペースと5km&10kmのペースとの差が大きくなっています。また、VDOTが小さい方がスタミナ型(5km等に比べフルが速い)、大きい方がスピード型(フルに比べ5km等が速い)と言われる傾向にあります。もしかしたら、VDOTが大きくなるに従ってスピードを重視する必要があるのかもしれません。

 

【2】トップ選手のデータから見た考察

出来るだけ5000mからフルマラソンまで満遍なく走っているランナーを選ぶようにしました。また、各タイムを出した時期や年齢などの細かい事情は無視した単純なベストタイムの比較です。

f:id:Harady:20201128212522p:plain

青はスピード型(フルに比べ5000m等が速い)、赤はスタミナ型(5000m等に比べフルが速い)と判断できます。

これはイメージ通りかと思いますが、アフリカ系の選手はスピード型、日本人選手はスタミナ型が多いです。また、平均は5000m比88.3%&10000m比91.1%です。なお、スピード型は5000m比86~87%&10000m比89~90%スタミナ型は5000m比90~91%&10000m比92~93%が目安かと思います。

 

【3】結論(的な何か)

 ①VDOTとトップ選手の比較

VDOTが79の場合、5km比87.9%・10km比91.5%です。トップ選手の平均と比べると5000m比のズレが大きく、(繰り返しですがVDOTの相関が正しい前提だと)トップ選手は全体としてスタミナ型と言えてしまいます。

②サブ3近辺について

VDOTが54の場合、5km比88.1%&10km比91.3%です。これらは、トップ選手の平均に近い値です。したがって、サブ3が目標なら5km18分40秒、10km38分42秒は一つの目安となり得るでしょう。また、更に上を目指すのであれば、スピードとスタミナのバランスを維持しながら能力を向上させるのが効率的なのかもしれません。

③自らの経験

自らの5000m比を算出したところ、2018年度80.5%&2019年度83.5%であり、あまりにスピード型に偏っているので、今回の検証に自分は当てはまらないと思います…苦笑 タデッセ選手を見て酷いなー(笑)と思った自分が恥ずかしいです… (/ω\)テヘ それでも改善の傾向が見られるので今の5000mのベストタイム(18分10秒)の85~86%のペースでフルを走れると想定すると3時間0分22秒~2時間58分16秒と出ました。

しかし、諸々を考慮すると現状3時間3~5分なら良い方だと思います。冒頭に書いた通り、今はフルを走る機会が無いので確認する方法がありませんが… 自分では、2021年の夏に5000m17分台→秋~冬にサブ3が割と現実的な目標だと思っています。

今回の検証が適切だったのかは不明ですが、自分では割と納得も満足もしています。また、Excelを使って数字をいじくり回すのも楽しかったです(^^♪ 数年後に女性選手や新しい選手のデータも追加して再度検証してみたいです(相澤選手や伊藤選手がフルでも結果を残してくれると有難いんですけど、今後どうなるか楽しみです)。

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