エセ薬剤師のランニング備忘録

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第87回東京箱根間往復大学駅伝競走(復路)

当記事もご覧くださり、ありがとうございます。はらでぃです。

120秒前にアップした記事(お題「#応援しているチーム」)↓↓↓

 

harady-has-a-self-denying-spirit.hatenablog.jp

の続きをどうぞ!!

 

【第87回箱根駅伝のポイント】

・大学駅伝シーズン3冠に迫る早稲田大v.s.箱根3連覇に挑む東洋大

箱根山中(5区、6区)の攻防

箱根駅伝史上、最小タイム差での決着

※往路を終えた時点で2位早大と1位東洋大との差は27秒

 

ここから先の文書によるハイライトも極力コンパクトになるよう努力してます。

※前記事同様、ここからは敬称略ですm(_ _)m

 

【6区】早大高野寛基(4)、東洋大小池寛明(1)→市川孝徳(3)

2位で芦ノ湖をスタートした高野が、9km付近の小涌園で市川に追いつき、抜きつ抜かれつの併走が続いた。15.5km付近で高野にアクシデント(詳細は最後に添付した動画を見てください)が起こるも終盤まで併走は続いた。

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そして、下りが終わりかけた18km過ぎで高野が市川を振り切り、37秒差でタスキを繋いだ

※千葉健太(駒大)が区間記録(58分21秒)を10秒上回る快走で区間賞(58分11秒)を獲得した。

 

【7区】早大:佐々木寛文(2)→三田祐介(4)、東洋大:大津翔吾(4)

三田が前年度の不振を払拭するかのように前半から積極的に飛ばし(1時間4分1秒、区間2位)、前回2区を担当した実力者である大津との差を1分24秒にまで広げた 

※三田は前々回(85回)大会では4区で区間記録を樹立したが、本(87回)大会で西村知修(帝京大)に更新された。

 

【8区】早稲田大:北爪貴志(4)、東洋大:千葉優(4)

残り3区間で1分以上の差。普段であれば、大勢は決したかのように思えた…

 

 

 

しかし!

ここから東洋大の猛追が始まる

ガ―(゜Д゜lll;)ーン!

 

北爪(区間3位、1時間06分40秒)が粘るも千葉の区間賞の走りによってその差は57秒まで縮められる

※一般に終盤におけるシード権争いの1分前後の差なら割と逆転も多いですが、優勝争いの1分前後の差は普段なら徐々に離れていくことが多いです。

 

【9区】早大:市川宗一郎(2)→八木勇樹(3)、東洋大田中貴章(3)

八木が次期キャプテンの意地で区間2位(1時間10分3秒)の走りを見せるも、田中が連続区間賞で更に差を詰める。9区終了時点での早大のリードは40秒であった

 

【10区】早稲田大学萩原涼(2)→中島賢士(4)、東洋大学:西山祐生(2)→山本憲二(3)

そして、山本が3連続区間賞となる走りで中島を猛追する!

蒲田(6.0km)で35秒差

新八ッ山橋(13.4km)で28秒差

田町(16.4km、残り6.7km)で22秒差

と徐々に追いつめられる…

 

 

 

しかし!中島もキャプテンとして4年生として最後の意地を見せ、山本の更なる追撃を許さい!そして…

 

 

 

大手町に姿を現した中島が、肩を組み校歌「都の西北」を歌う仲間に向けて右手を突き上げた後、歓喜の瞬間を迎える…

 

 

 

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早稲田大学、18年ぶりの箱根駅伝総合優勝ならびに史上3校目の大学駅伝シーズン三冠達成の瞬間である(総合タイム:10時間59分51秒、大会新記録)。

 

そして、間もなく東洋大が総合2位でゴールした。217.9kmを闘い抜いて、その差は僅か21秒であった(総合タイム:11時間0分12秒)。これは箱根駅伝史上、最小のタイム差での決着となった。

 

今シーズンは大学駅伝三冠を目指していたため、出雲および全日本を優勝した際には封印していたシーズン最初で最後の胴上げが始まる。この日のために10kg以上の減量をした渡辺監督が3度宙を舞った

 

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【本大会の裏話】

 出雲と全日本を走った佐々木寛文(2区の平賀と同様、主力級の2年生)と志方文典(1区大迫と並ぶ期待の1年生)を欠いての戦いだった。8区を予定していた志方は右足甲の骨折が判明し、エントリーしたが間に合わなかった。そして、本番1週間前には5区を予定していた佐々木が座骨神経痛で出走不可となり、チームは危機的な状況に陥った。大会後、渡辺監督は「配置が崩れる危機感で、逆にチームがまとまり、層の厚さで勝てる要因になったと思います」と語った。

 渡邊監督が最後まで迷ったのが、1区と3区の起用だった。大迫と矢澤のどちらを1区に持っていくかだった。佐々木の欠場により5区を猪俣に決めたが、そうなると東洋大の柏原に4分負ける可能性がある。4区までに埋めるにはどちらの方が効果的かと考えたのだ。そして、区間エントリー前日に選手に伝えたのは「1区大迫」だった。渡辺監督が「出雲と全日本もそうだったが、今回もひらめきがすごくさえた」と自画自賛するほどの絶妙な区間配置で、早稲田大学ライバルとの勝負を紙一重の差で制した。

 

【運営者後記】

・矢澤選手は1区のスペシャリストとして活躍していましたが、直前(11月上旬)の全日本では区間9位と出遅れたので箱根に向けて不安が残りました。また、大迫選手は前年度の都大路全国高校駅伝)で1区を経験済みでしたし、上尾シティハーフ(11月下旬)を1時間1分台で走り20km以上の距離にも適応していたことから、大迫選手が1区だったら面白いだろうなとは思ってました。ですが、あの独走は想像のはるかに上回るものでした!! w(゜o゜)w

早大の中で本大会のMVPを考えると、1区で大きなリードを奪った大迫選手もしくは6区で東洋大を再逆転した高野選手とする方が多いですが、私は5区の猪俣選手を上げています。猪俣選手は一般入試で早大に入学し、4年生で初めて箱根駅伝の出場を果たした苦労人です(その後、有名企業に就職したイケメンですが笑)。結果だけ見れば、大きなリードを奪っていたにも関わらず、区間9位で東洋大に逆転を許しています。しかし、柏原選手に抜かれた後、30秒以上ついた差を最後は粘りの走りで27秒にまで詰めました。これは、復路の選手たちを勇気づける走りだったと思います☆:*:・感。゚(゚ノД`゚)゚。動・:*゜☆

・例年、優勝争い以上に終盤を盛り上げるのがシード争いです。本大会も4校のうち1校だけがシード権(10位以内)を逃すという凄まじい展開であり、更に前例のない衝撃的な決着でした。詳細は下の動画をご覧ください。

www.youtube.com

 

復路はシンプルに終わると思っていましたが、こちら往路をはるかに超える文字数となりました・・・苦笑

でも、書いた本人は非常に満足しております (^^♪

最後は「Runner of the Spiritで〆たいところですが、下の動画では「I Must Go!」になってます(著作権の関係?)が、神大連覇から見続けてるファンにとってはどちらも思い入れのある名曲です。

「I Must Go!」は(空前絶後の区間新記録が出た)83回大会が最後だったんですね。

www.youtube.com

当記事も最後までご覧くださり、ありがとうございましたm(_ _)m

 

【直近のトレーニング】

06/25(Thu):補強運動+ジョグ48分、計7km

06/26(Fri):皇居3周、計21km

06/27(Sat):補強運動(ランオフ)